【アンレス・テルミナリア】紹介・感想

目次

作品概要

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作品名
アンレス・テルミナリア(アンレス・テルミナリア )
ブランド
Whirlpool (Whirlpool(ワールプール)オフィシャルWEBサイト)
シナリオ
近江谷宥
原画
水鏡まみず / みるくぱんだ(SD原画)
OP

www.youtube.com

体験版

whirlpool.co.jp


 

あらすじ

ざっくり言うと、異能もの+学園もの。
主人公やヒロインは神から制約つきの能力を授かって、制約(運命)に振り回される感じのお話。
ちなみに学園は異能をもった生徒が集まった特別学校みたいな感じ。

以下公式サイトあらすじより

深い深い森の奥。
外の世界から隔離されたように……あるいは潜むようにして、杜ノ宮学園は佇んでいた。
この世界に生きる多くの人々は別の呼び方で、その学園を認識している。

サナトリウム、と。

この学園には世界中から少年、少女が集められてくる。
日常生活を送ることも困難な異能……歪な『ギフト』をその身に宿した者の、最後の拠り所として。
学園を運営する『ギフト』研究組織、『ユズリハ機関』に大切に守られながら。

なぜなら、彼らのその力は天にいる御方が与えた祝福であり恵みなのだから。
神がもたらした奇跡を恐れることなどは決して許されない。
それは神の意志の否定、神が作ったこの世界の否定になるのだから。

主人公の少年、小早川祈も『ギフト』の発現によってこの杜ノ宮学園に招かれた一人。
彼に発現した特徴とは、
『自らが決めたひとつのことを除いて、新しい記憶を持ち越せない』
という奇怪なものだった。

「キミは全てを忘れるわけではない。たったひとつのことは覚えておける」
「そのたったひとつを見つけることが、唯一、キミがこの学園で成し遂げるべきことなのだろうとボクは想像するね」
と誰からもらった言葉だったか、それだけが唯一の道しるべ。

悩みながら、生涯の『枷』……孤独を胸に隠しながら、閉じた学園で静かな日々を送る主人公。
そんな彼の前に現れた一人の編入生、御厨恋。
彼女は「何も諦めたくない。この場所で青春の喜びを経験したい」と笑う。
そして「自分はもうすぐ死んでしまうから」……と。

これは運命の意味を問う物語。神は確かにそこに存在し、それを少年達に問いかけ続ける

 

ヒロイン

周りを巻き込んで突き進むタイプの行動派ヒロイン。
CV北大路ゆきの声が可愛い。

りな

猫耳ヒロイン。
猫耳が動きます。
CV澤田なつボイスの猫キャラボイス。
間違いなく最強スペックヒロインです。

シャロン

後輩ヒロイン。
しっかりもののツッコミ役。

おそらく体つきは全ヒロインの中で群を抜いてエロイ。

 

ルチア

先輩キャラだけど、実質年下の娘。
背伸びして失敗するシーンは可愛いし、単純に子供っぽい言動も可愛い。
悪戯好きの妖精的なキャラがCV小波すずに非常にマッチしてる気がします。

 

学園長

聖母。CVくすはらゆい尊し。

残念ながら攻略不可。このバグ早急に直していただきたい。

 

評価

内容 評価
総合評価*1  B 
シナリオ ★★☆☆☆
キャラクター ★★★★☆
グラフィック ★★★☆☆
BGM ★★★☆☆
主題歌(OP・挿入歌・ED) ★★★☆☆
Hシーン ★★★☆☆
システム ★★★☆☆

 

キャラゲー+シナリオ】

ややシナリオ寄り(だと個人的には思っています)にはなりますが、キャラゲーとシナリオゲーの両要素をバランスよく含んだ作品なのが特徴だと思います。

序盤~中盤はヒロイン同士や主人公とヒロインとの掛け合いといった日常を楽しむことができます。後述のキャラクターの魅力と相まってキャラゲーとして十分楽しめました。
そして、主に終盤にてシナリオゲーとしての面白さ、世界観やシナリオ・主人公と各ヒロインの心情描写といったものも楽しめるようになっています。ただシナリオの完成度が高いかと言われると正直微妙なところ。

 

【キャラクター】

みんな可愛い。

実際にプレイしてみればわかるけど、各キャラごとの性格がはまる。
それぞれ異なる性格のキャラがそろっているので、カバー範囲は登場人物の人数の割には広めな気がしています。
ヒロインとの掛け合いも面白いので、ヒロイン同士のバランスも良い印象です。
特に体験版にてヒロインと主人公との掛け合いを楽しめるので、興味がちょっとでもあれば、まずは体験版をプレイしてみるのが良いかもしれないです。

 

※割とどの記事でも「この作品のキャラはみんないい」的なこと書いてる気がしますが、最近どのブランドもいいキャラ用意してくるからそうなるのは当然だと思うのです。

 

【システム】

便利機能あるけど一部使いにくい。

お気に入りボイス等便利機能あるのはGOOD。

体感saveとload画面の読み込みが遅いのが気になりました。

あとお気に入りボイス登録時のアクションなさすぎて本当に登録できているのかわかりにくかったです。

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【注意】以下本編のネタバレが含まれます。未プレイの方はブラウザバック推奨

 

 

 

 

 



 

 

 

 

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攻略順

ヒロイン4人任意順で攻略後True。
個人的には

シャロンorルチア > りな > 恋 > True 

がいいと思っています。

Trueルートが恋ルートの実質続きになるので恋は当然最後の方にプレイする方がいいですが、りなルートも割とTrueに繋がる要素も多いのでりな最後でもいいかもしれない。

 

感想

共通ルート

個性色の強めな4ヒロインとの日常が楽しくて結構良かったです。
各ルートの序盤学園祭までの部分は総じてキャラゲーらしい面白さが詰まっていたかなと思います。

また、主人公などの能力といった世界観の基本設定などもすんなり理解できるような内容だったのもよかったです。

シャロンルート

後輩ヒロイン。
ルチアが先輩でシャロが後輩なのがいまいち理解が追いつかないのは自分だけでしょうか・・・w

 

主人公に恋することで葬者連盟を裏切り主人公を守ろうとするシーン。
初回プレイ時は葬者連盟との対立や主人公への思いとの葛藤を「そうなのかぁ」という感じで追っていくような感じでプレイしていました。
ただ、Trueプレイ後についてはちょっと印象が変わりました。シャロが主人公の能力をおそらく正しく理解していたのだとすれば、シャロの恋と真実との葛藤がどんなものだったのか、各描写でどのように反映されていたのだろうかというのが気になるようになりました。
ある意味このルートはTrueプレイ後にプレイしたかったなと思います。

ルチアルート

「ヴァリニャーノ」が非常に言いずらい。

いたずら好きの妖精のようなキャラが小波すずの声と非常にマッチしてるなと常に思いました。
ルチアの行動が綺麗な起承転結を繰り返すのでなかなか楽しめました。
ギャク系の4コマ漫画のような面白さがありました。

 

ヴァリニャーノ神言教の設定が思ったよりシリアスだったので、ルチアに同情の気持ちが強まりました。一方で急に神様登場した時は理解が追いつかず、茫然と眺めてました。
作品全体にいえることですが、本作の神は本当に神かと疑問に思いました。神のくせしてご都合主義者で人間より人間らしい存在でした。

 

ちなみに、自分は基本的に、この子のような「娘にしたくなるような子」がヒロインのHシーンが苦手でござる。親心的なやつです、たぶんね。

 

りなルート

主人公に過去に関係する設定を回収するルートかなと思っていたのですが、それ以上の内容だったので作品全体で一番驚いたルートでした。

正直True読むまで、このルートの内容あんま理解できなかったです。。。

 

主人公から見えないという設定の都合上、りなルートでりなのセリフが増えるのでりなを沢山堪能できたのがよかったです。特に序盤は恋やルチア達と友情を深めるようなシーンも多かったのが良きでした。

 

CV澤田なつ最高!!

※お気に入りボイスは澤田なつ&くすはらゆいBOTとなりました。

恋ルート

Trueルートがある関係上仕方ないのかもしれないですが、
主人公と恋の能力設定の説明がぼかされるので推測でシナリオを追うことになるのが、プレイしててしんどかったです。この辺あんま読み手に優しくないなと思いました。

キャラの性格が苦手でしたが、CV北大路ゆきの声が可愛いので総じて好きでした。



Trueルート

終盤の主人公が自身の手で新しい未来に踏み出す展開はよかったです。

クライマックスのCGは全体的に美しくてよかったです。天使学園長や最後の恋のシーン、CGとても綺麗でしたよね?
CGあんなに綺麗なんだから別シーンでもっとCG出して欲しかったなと思ったりします。特にシャロや学園長の戦闘シーンを立ち絵だけではなく、一枚絵のCG等で欲しかったです。

↑神聖CG

 

ただ、主人公というよりは、もう一つの人格イノリの活躍のような気がしたので、ちょっともやっとはしています。原種主人公人格の成長を感じられるようなシーンや成長過程の描写がもう少し丁寧に描いていてもよかったのかなと思います。

 

また、終盤はまぁまぁ面白いものの、終盤に至るまでがちょっと退屈に感じました。
正確には共通は面白い⇒中盤がちょっと退屈⇒終盤盛り返す って感じ。
中盤のシナリオが主人公の能力ありきの話であるのに対し、主人公の能力の謎が曖昧なので、読み手としては理解しにくく、面白さを最大限感じることができなかったのかなと思っています。というよりも各個別ルートがTrueルートプレイ後じゃないと理解できないような気がしたので、Trueの後に個別ルートを振り返り2週目プレイがいいのかもですね。
「なるほど!」といった納得付きの驚きではなく「へぇ」程度にとどまってしまったので作品を楽しみ切れなかったのが残念でした。

まとめ

学園長攻略できないのはおかしいので審判を下したいです。

*1:評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-、C~で評価しています。

【Dreamin' Her - 僕は、彼女の夢を見る。-】紹介・感想

※全年齢版作品です

目次

作品概要

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作品名
Dreamin' Her - 僕は、彼女の夢を見る。- (公式サイト)
ブランド
LIFE 0 (公式サイト)
シナリオ
とむ少佐
原画
みこ
音楽

Hotaru sound

もっぴ~さうんど

brightwaltz

OP

www.youtube.com

体験版

 

あらすじ

家庭環境のストレスと自分のやりたいことがうまくいかないことによるストレスを抱えている主人公。

現実世界に存在する幼馴染のヒロインと夢の中で出会う幼馴染と瓜1つの少女との関係を描いた感じの作品です。

全体的に雰囲気はやや暗め。

以下公式サイトあらすじより

 

五十嵐蒼は疲れていた。
母親の希望に合わせた受験勉強漬けの日々。
趣味の小説もうまく書けない。
自分の存在意義まで疑う高校3年生の夏。

彼の癒やしは幼馴染の七瀬未来だけ。
彼女と一緒にいられる時間が、
唯一、蒼に安らぎをもたらしてくれていた。

だが、そんな未来にすら理由もわからず拒絶され、
絶望に染まる蒼の夢に、"彼女"は突然現れた。

――そこは、美しい海だった。
薄桃色の砂浜に、一人の少女が佇んでいる。

七瀬未来にそっくりな、夢の中の彼女――

夢が、現実を侵していく……

 

評価

内容 評価
総合評価*1   A-
シナリオ ★★★☆☆
キャラクター ★★★☆☆
グラフィック ★★★★★
BGM ★★★★★
主題歌(OP・挿入歌・ED) ★★★★☆
Hシーン ※全年齢版のため評価無 -
システム ★★★☆☆

 

シナリオ寄りの作品で、完成度は2000円代の作品としては比較的完成度は高い方かと思います。シナリオがシンプルでごちゃごちゃしておらず、終盤の展開がよかったと思います。分類としては感動系のやつ。

フルプライス作品ではないため量は少なめ。量より質重視といったところになります。
ちなみに、プレイ時間は私は6時間くらいでした。早い人だと4時間くらいで終わるみたいです。

このブランドの過去作「セブンデイズ」等は触れていませんでしたが、内容はしっかり理解できたので過去作プレイ必須ではないです。ただ、過去作のキャラが登場していたりと、ちょっとしたファンサービスはあるみたいです。

CGとBGMがとてもオシャレなのもポイント。個人的にはタイトル画面好きでずっとタイトル画面流しっぱなしでもよい感じ。

システムはデザインはかっこいいですが、動作レスポンスが微妙なところがあって若干使いにくいところもありました。

 

【注意事項】

①全年齢版

不健全男子諸君。Hなことを求めてはいけません。
尚、全体的に巨乳。

②Steam必須

DL版・パッケージ版共にSteam環境でのプレイとなります・Steamアカウントの準備や支払い方法に注意。

 

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【注意】以下本編のネタバレが含まれます。未プレイの方はブラウザバック推奨

 



 

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攻略順

分岐有計3エンド。

1個でも選択間違えるとTrueにいかないので、攻略サイト見た方がよいかも。

 

感想

【シナリオ】

シナリオの結末、主人公が紡凪を思い出すシーンからの展開は非常に綺麗にまとまっていると思いましたし、個人的に好きな展開でした。最後の小説のタイトルは美しかったです。

一方で、全体的に尺が短すぎる故に、描写不足感を強く感じたので大満足とはいきませんでした。
特に心理描写が部分的に欠けている箇所があり、感情移入できなかったのが微妙でした。心理描写の不満点は大きく2点

 

①主人公の心理描写

受験等の母からの圧力や未来との関係といった現実世界の苦悩というところはしっかり描かれていました。そのためBAD√は感情移入しやすかったです。



一方で、紡凪に対する思いや感情に関する描写が少なすぎて、主人公の紡凪への感情があんまり理解できなかったです。

過去の紡凪の死について、心の安定化のため主人公は忘れ、周りの人物もそれに合わせているという設定がある以上、描写が少なくなるのは仕方ないかもしれません。ただ、結果として架子が紡凪とわかるシーンでの、主人公と紡凪との関係性の深さといったものが伝わらず、感情移入しにくかったです。
そのため、主人公が最終的に前を向いて進んでいくことができたのかが、わかるようなわからないようなといった感じに私はなりました。

 

②他キャラの心理描写(特に未来)

主人公視点の描写に偏りすぎており、未来視点での描写が少なかったです。
特に未来が主人公や紡凪に対する感情が少なく感じました。


主人公が紡凪を思い出してから補足はあったものの、「主人公を守るため一旦離れて剣道等で強くなった」という後日談程度の理解にとどまるのが微妙かと思いました。
紡凪の死については、目の前で失うという主人公と妹という関係かつ直接死の現場にいない未来とは違った感情や思いを抱くのではないでしょうか。その感情や思いを持って行動してきた未来の物語も見てみたかったです。

 

シナリオの結末は美しいものの、その美しさを最大限感動に結びつけられていないような印象を抱き、もったいなく感じました。

 

【主人公について】

主人公に魅力なさすぎたのが気なりました。
主人公がかっこいいところがなさすぎて、未来が主人公に惹かれるのが理解できないです。「未来自身が風邪でダウンしていなければ妹も主人公も守れたのに」といった責任感で主人公に好意を抱いているといった解釈もできてしまうのは個人的には嫌です。

↑好意以上に責任という思いの方が強く捉えることもできるかなと思ったり

【CG・BGM】

めっちゃ綺麗&BGMオシャレ。

黒白基調のシステム系統のデザイン結構好きです。

 

まとめ

感想欄では酷評が多めですが、2000円代ゲームとしては非常に完成度が高いです。高望みを期待してしまうくらい作品がよかったのです。

ゲームボリュームも控えめなので、気軽にプレイできます(6時間くらいで終わるかと)。シナリオゲーが好きな人で興味ある人はよければプレイしてみてください。

*1:評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-、C~で評価しています。

【ユキイロサイン】紹介・感想

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目次

作品概要

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作品名
ユキイロサイン(ユキイロサイン)
ブランド

WonderFool(Wonder Fool -ワンダーフール- Official Web Site )

シナリオ
冬野どんぶく
原画
うみこ
音楽
Felion Sounds
OP

www.youtube.com

体験版

wonder-fool.jp

 

あらすじ

雪降る田舎町の学園が舞台。

町の幼馴染の主人公・ヒロインらに加え、
ロシアからの留学生と転校生を交えた日常を描いた学園生活もの。

田舎町らしい調和性を織り込んだ学園での生活を描いた作品です。

 

以下公式サイトあらすじより

日本有数の豪雪地域にして日本有数の
低い人口密度を誇る南逢瀬町。

数十年ぶりの早い降雪に、何かが変わる予感がした。
だけど、本当に変わって欲しいのかは、本人にも分からない。

今年もあと2か月程度に迫った冬。
羽染宗冬の日常は、友人たちと共にあった。

ぶっきらぼうで、物静かで、わりとおっかないけど、
根は優しい幼馴染み、勿来美玖。

ロシアからやって来た臆病なお調子者留学生、
スヴェトラーナ・グルチェンコ(愛称:スヴェ)。

都会から転校してきた、
完璧に忘れ去られていた元幼馴染み高萩香子。

最もよき理解者で、最も近しい幼馴染み、薄広中。

これは日常という名の奇跡に彩られた、
決して長くはない時間の、
決して軽くはない時間の物語。

これからとこれまでのためのひと冬。
ただ1つの季節を巡る日々の物語。

登場人物

勿来 美玖

主人公の幼馴染。

見た目はクールキャラぽいですが、割とノリノリでスヴェにツッコミ入れたりとギャップ差もある性格です。

あと面倒見もいいです。スヴェの保護者です。美玖+スヴェコンビが尊いのでプレイして体感しましょう。

CVは猫村ゆき。猫村ゆきってこんな低めの声出るんだなと思いました。

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↑こんな感じの一面があったり

 

スヴェトラーナ・グルチェンコ

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ロシアからの留学生。
臆病な性格。でも慣れると調子に乗って、美玖にお説教をくらうという絵に描いたようなお調子者です。

本作で笑いを起こしたり、明るい雰囲気になっているのは7割はこの子のおかげといってもいいくらい明るいムードメーカーなところがポイント。
しかも色々やらかしまくるけど、イラッとさせない・不快にさせないのが凄いところ。

声優の北大路ゆきさんの可愛い声がキャラの性格や行動に合っててとてもすこでした。

高萩 香子

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転校生後輩ちゃん。

内気な性格で、結構ネガティブ思考をしがちな子。我々オタクが好む性格ですね。
後輩キャラのため、主人公を「先輩」と呼びます。「先輩」と呼ぶために耳が癒されるくらい声が可愛かったです。

個人的にこの子の服装がとても好きです。
制服はミニスカが短い&足綺麗で良きです。私服は大学でいそうなオシャレな感じの服装なのが好きだったりします。

 

評価

内容 評価
総合評価*1   A+
シナリオ ★★★★☆
キャラクター ★★★★★
グラフィック ★★★★☆
BGM ★★★★☆
主題歌(OP・挿入歌・ED) ★★★☆☆
Hシーン ★★★★☆
システム ★★★★☆

 

この作品はキャラクターが非常によかったです。
攻略ヒロイン3人は三者三葉で文句なしの魅力あふれるヒロインです。
また、3人間での会話のやり取りも楽しいのもGoodでした。

攻略ヒロイン以外にも主人公の友人ポジの広中や香子の幼馴染の結もいいキャラしてました。特に結のツンデレ具合は素晴らしかったです。
登場人物が良かったこともあってか、主人公が影薄かったかなと個人的には思っています。。。

 

シナリオについても面白く構成されていると感じました。主人公やヒロインとの楽しい日常を堪能しつつ、各ルートでシリアス展開を設けられていました。このシリアスもいたずらにシリアスを入れるのではなく、シリアス展開を通してヒロインが向き合う姿を描いている点がポイントです。
日常パートとシリアスをうまく使い分けられていたのが良かったかなと思っています。

 

異能といった特殊設定無しの王道の学園ものなので、主人公らの学園生活や日常を楽しむことができることも魅了です!

 

CGやBGMも完成度が高く、シナリオやキャラクターの魅力と合わせて非常に作品としての完成度が高い作品だなと思っています。
自分のTwitterのTLであまり話題にされていないのが寂しいので、是非興味ある人はプレイして欲しいです><

 

ちなみに作画繋がりで「アオナツライン」という別作品と比較されることが多いみたいです。自分は「アオナツライン」はプレイしていないので特に触れません。

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【注意】以下本編のネタバレが含まれます。未プレイの方はブラウザバック推奨

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↑スクショツールのショートカットでもスクショギリ間に合わなかった・・・

 

 

 

 

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攻略順

自由

強いていうなら美玖最後がいいかなくらいです。

 

感想

美玖ルート

幼馴染ゆえのすれ違いという印象のルート。

幼馴染の恋愛や友情、特に田舎町という閉鎖空間という要素を加えるといった作品の舞台を生かしたシナリオになっているように感じました。

個人的に美玖は過去に主人公に振られたのかなと思っていたのですが、付き合っていたという点は驚きました。しかも、付き合うまでの過程もなかなか・・・
他ルートで主人公が他のヒロインに結ばれる度に美玖が祝福するシーンがこのルートをプレイする前と後で全然印象変わりましたね。

 

美玖ルートでは主人公と美玖との関係だけではなく、主人公と広中の男の友情を描かれていました。だいたいの作品で主人公の男友達ポジは主人公をフォローする関係が多い印象ですが、主人公と正面から衝突するのは比較的珍しい印象を覚えました。美玖ルートであり、幼馴染3人のルートともいえるルートだったと思います。

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おまけHシーンの展開意味不明すぎて吹きました。
いや、だって美玖でそんな展開になるなんて予想してなかったもん()

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スヴェルート

天真爛漫な小動物。
様々なシーンで可愛らしい部分がありましたが、個人的に印象に残っているのは共通ルートの自転車披露前の廊下での美玖らのやりとりと香子ルートの部室で主人公と香子がキスしようとしたときにちょっかいを出すシーンの2つです。
どちらもなぜかスヴェだから許してしまうってなってしまう感じが好きでした。主人公達と同じような気持ちを体感できたかもですねw

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↑推しの香子のイチャラブシーン妨害されたけど、このスヴェの顔みたら許せちゃうのは甘いでしょうか?w

 

香子ルートを先にプレイしていたので、スヴェの過去もそこそこシリアスだと思っていましたが、案の上でした。
この作品のよいところは、シリアスに対してヒロイン達が向き合い成長する過程が丁寧に描かれている点だと思っています。スヴェと美玖との衝突するシーンは感動しました。

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作品全体的な話ですが、このルートが特に主人公の存在感薄かった印象でした。美玖との友情や町の温かい心が強すぎる故に、主人公が主人公らしさを発揮できていなかった感じですかね。途中主人公が美玖だった気がするのは自分だけでしょうか・・・(笑)

香子ルート

香子の心の弱さを描いたルート。

 

香子が主人公に不満をぶちまけるシーンは、人によっては香子が我儘のように感じる人もいるのかなと思います。
ただ、前に進めずに悩むこと、仲間(同じく前に進めない点で)と思ってた人に置いていかれるような孤独感。これらは学生であれば抱きがちな感情だと個人的には思ったので、我儘といったマイナス要素は感じませんでした。むしろ、悩み苦しんでいる姿が愛おしく感じましたし、美玖達が支える友情の良さを感じられた点がよかったです。

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↑美玖とスヴェが支えるシーンすこでした

 

ちなみに、この作品を通して香子がめっちゃ好きになりました。性格や言動が可愛いんですよね、特に「先輩」と呼ぶ声が耳を心地よくさせてくれます。
この作品をプレイするきっかけがこの子が可愛いなと思ったのが一番の理由ですが、プレイして本当によかったです。

 

おまけHシーンの展開が美玖とは別次元でめちゃくちゃで笑いました
あんな想像をするヒロインっているんですねw

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↑このHシーン、主人公をココリコ遠藤に置き換えてプレイしていました。

 

まとめ

幼馴染っていいね!

友情っていいね!!

恋愛っていいね!!!

是非プレイしていいねってなりましょう!!!!!!

 

 

*1:評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-、C~で評価しています。

【その日の獣には、】紹介・感想

 

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目次

作品概要

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作品名
その日の獣には、(公式サイト)
ブランド
minori(公式サイト)
シナリオ
花見田 ひかる / 此ノ花 しな / 鋏鷺
キャラクターデザイン
konomi(きのこのみ) / 蟹屋 しく / 柚子奈 ひよ
音楽
天門
OP

www.youtube.com

体験版

公式サイト体験版リンク

 

あらすじ

主人公とヒロイン3人が演劇部に入部。
夏の大会の参加資格を得るために、4人で演劇に励むお話。
いわゆる学園もの&部活動ものです。

主人公らが演劇に励む傍ら、クロガネという謎の男性(イケボ紳士)がヒロインに接触
クロガネの力によってヒロインと演劇に影響が・・・
ミステリアスな要素もあります。

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以下公式サイトあらすじより

 

学園には、ウワサがあった。


友瀬 律希が妹の瑠奈、幼馴染の池貝 舞雪らと通うのは、女優・俳優はもちろん、
著名な脚本家を輩出するなど、演劇に関する活動の盛んな学園。

入学後、幼い頃から演劇に触れていた律希と瑠奈のふたりは、何かと周囲から浮きがちな
クラスメイトの深浜 祈莉を誘い、更には律希を慕う舞雪も伴って、演劇部に入部する。


全国大会へのステップとなる学園内予選に向け、張り切る律希たち。

が、一年生には予選に参加する権利すら無いという。

まだ経験に乏しいとはいえ、参加すらできない事に納得のいかない彼らは、
何とか一度、舞台で自分たちの演技を見てもらう約束をとりつけるが …… 。


舞台に取り憑いた幽霊のウワサ。


「その霊はね、演劇に関する願いなら “ 何でも ”  叶えてくれるんだって ― 」

 

攻略ヒロイン

瑠奈

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主人公の妹。

マイルドにいえばツンデレ妹。(どちらかといえば悪い意味で)ツンデレの域を超えるツンぷり。

目立ちがりやの利己主義性格。察してください。

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↑開きなおっております

舞雪

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※胸揉まれている方

くすはらゆい枠。
minoriの18禁作品はくすはらゆいが皆勤賞をとっている。

くすはらゆいといえば妹や幼馴染、年下ヒロインといった可愛いキャラを演じるイメージが強いですが、minoriの過去作品では年上お姉さんやクールキャラなど珍しい役柄が多いです。
※ソレヨリノ~トリノラインの作品に関しては

そんな中で本作のくすはらゆいは幼馴染の可愛い系ヒロインであり、世間一般的には平常・minoriの作品にしては珍しい役柄です。
めっちゃ可愛い子です。可愛い以外のワードが出てきません、だって可愛いんだもん。

 

祈莉

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本作センターヒロイン。
交友関係が薄く、周囲から浮いていた女の子。

交友関係が薄い女の子が恋をすると、めっちゃ依存してきがちです。
この子も当然依存してきて、それがとても可愛いです。
特にこの子はルート中に自身の可愛さを10倍にパワーアップさせる究極奥義を展開してきます。それがとてもとても可愛いので、プレイする方はお楽しみに。

個人的に黒リボンが好きです。

 

評価

 

 

内容 評価
総合評価*1   A-
シナリオ ★★★☆☆
キャラクター ★★★☆☆
グラフィック ★★★★★
BGM ★★★★★
主題歌(OP・挿入歌・ED) ★★★★☆
Hシーン ★★★★☆
システム ★☆☆☆☆

 

minoriの作品に共通していることはグラフィックと音楽の完成度の高さです。
間違いなく美少女ゲームブランドダントツトップの完成度の芸術作品です。

グラフィックはとにかく綺麗。そしてヒロインが動く動く。眉や口がセリフに合わせて動きます、しかも他作品に比べて動きに違和感が少ない自然な動きなのが凄い。
ヒロインの口元の口紅や頬の赤らみといった表情の描写丁寧で、表情の豊かさや魅力を底上げしています。
グラフィックについては、全美少女ゲームダントツトップだと思います。

音楽に関しては、音楽鑑賞できるレベルでよい曲の集合体です。シナリオの重要場面でのインパクトも上げることにも貢献しているので是非プレイして聞いてみてください!

 

そしてminoriのもう一つの共通点は、ヒロインが全員巨乳であることとHシーンの富さ

ヒロインの胸の大きさやばいやばい。普通の日常シーンでも胸の大きさに目がいってしまい集中できないことはminoriの作品をプレイしている人あるあるだと思います(ですよね?)

そして、えちえちなお胸なヒロインとのHシーンの数も豊富です。
エロゲのHシーンは普通1シーンで2体位でそれが3~4本くらいかと思います。
しかし、minoriの作品のHシーンは1シーンで4体位くらいあります。そして、それが3~5本セット。しかも、これは1ヒロインでのお話。3ヒロインいるのでだいたい40近くのHシーン収録。
シナリオゲーとは思えないえっちなオタク向けの特大サービス精神がminori作品の魅力。

 

シナリオについて1点注意事項。

演劇をメインとした作品ですが、演劇シーンを期待している人には全くお勧めできません。
演劇シーンはほぼありません。

この作品は、演劇自体ではなく、演劇を上演するまでの準備・稽古における登場人物の心理描写をメインとしています。迫力ある演劇シーンを期待している人には確実に合わないので注意です。

 

システムに関しては品質最低レベルです。
minoriのゲームは全て操作性が最悪です。
全体的にボタンの操作性が悪く、各ボタン機能が使いにくいです(実際に使ってみればわかると思います)
バックログからシーンジャンプができない(前のシーンがそのまま表示されるタイプの仕様)など、システム面についてはかなり使いずらいというのは覚悟しましょう。

 

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【注意】以下本編のネタバレが含まれます。未プレイの方はブラウザバック推奨

minoriの作品のタイトル画面は時間によってCGが変化します

 ↓夜ver

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他の時間帯は実際に買って見てみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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攻略順

最初は瑠奈ルートと舞雪ルートの固定。
上記2ルート攻略後に祈莉ルート解禁。

瑠奈ルートと舞雪ルートはどちらから攻略しても問題ないです。
強いて言うなら、共通ルートの展開的に舞雪ルート先がいいかもしれないです。
祈莉ルートが実質グランドルート。

感想

瑠奈ルート

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祈莉から「己の実力を過信し、自惚れ、他者を罵り、心の安寧を得る人。典型的なナルシスト」と好き放題に酷評されるヒロイン。
この子はエゴイズム(利己主義)を象徴したヒロインです。

作中では、自身の演劇の才能の程度を理解しつつも受け入れられず、周りにできる演者であるかのように演じたり、周りを罵ります。そして、自身のエゴを満たすため、クロガネと契約します。
が、代償で過去を失ったことで主人公が記憶が失われている点や自身が失敗から努力をした日々の喪失に対する不満が爆発して契約解除という流れに・・・。

瑠奈ルートをプレイしているときは、彼女の言動は支離滅裂で意味不明な点が多かったですし(特に自分で代償覚悟で契約しておいて、代償で主人公が瑠奈の思い出を忘れてたらぶちぎれるのは正直ドン引きしました)

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しかし、祈莉ルートをプレイすると、瑠奈の言動に対する印象が大きく変わりました。

この瑠奈の支離滅裂な言動は、「孤独」への恐怖という「エゴ」であったのではないでしょうか。
演劇で実力を発揮できなければ居場所がなくなる。だから、演劇ができる子のように振る舞う必要がありました。
クロガネとの契約により力は得たが、過去を失います。過去を失ったことで主人公らとの人との繋がりが喪失・希薄になることに「孤独」を感じて耐えられなくなりました。

一見瑠奈の言動は支離滅裂のように思えますが、それは「エゴ」に囚われているが故の苦しみという理にかなった言動であったと感じています。
とはいえ、一見すると異常者のような言動ぷりなので、美少女ゲームのヒロインとしては不遇な役を担わされて少々可哀そうだなと思ってしまいました。

舞雪ルート

瑠奈がエゴイズムの象徴である一方で、舞雪はオルトルイズム(利他的)の象徴だと捉えました。

幼少期の頃から主人公への想いを募らせており、主人公に喜んでもらえるよう行動をしてきます。そのため、演劇の発表において舞雪自身が主人公の足を引っ張っている状況に陥った際に、自己犠牲(代償)を払ってでも演劇を成功させようとクロガネとの契約を結びます。


瑠奈と真逆の思想でありながら、その思想故にクロガネに依存するという結果になる点は非常に興味深いものであると感じました。

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クロガネの力に頼るものの、クロガネの力による虚構の舞雪の存在というものの苦しむこととなります。結果として主人公とともに乗り越えていくこと、クロガネの契約を解除する道を選びます。この辺は根本原因は異なるものの瑠奈ルートと同様の展開となっています。

瑠奈ルートも舞雪ルートもクロガネの力に依存する過程は比較的丁寧に描写されている一方で、クロガネの依存から解放された契約解除後の描写が雑なのが残念でした。
クロガネの力に依存せず、乗り越えていくことを決意したヒロインと主人公がどう成長し、どう未来に影響するかという点が曖昧すぎる点が物語としての結末が弱くなってしまった印象です。最後の最期で読み手が置いていかれたような感覚になりました。

 

祈莉ルート

※実質グランドルートなので、グランドルートとしての感想も添えます

■クロガネの存在

ヒロインらに「魅了」の力を与えてきた人物(幽霊?)

その目的は、自身が演ずることの叶わなかった幻の演劇「ソノヒノケモノニハ、」を完成させること。そのために、ヒロインらに演劇を完成させる力を与えます。

ただし、ヒロインらに力を貸すのではなく、代償と引き換えという契約という形式をとります。これは「ソノヒノケモノニハ、」を真の意味で完成させるという目的であると推測されます。
「ソノヒノケモノニハ、」は恋が結ばれないというビターエンド。その獣と少女の心情をよりリアリティを持って演じるために、代償という犠牲が必要であったということかと思います。

演劇を上演できない(完成できない)ことへの未練というクロガネエゴの浄化という一面も有する作品だったといえるのではないでしょうか。

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■祈莉の存在と「ソノヒノケモノニハ、」の完成

瑠奈が「利己(エゴ)」、舞雪が「利他」の象徴であるのに対し、祈莉は「孤独」を象徴していると解釈しました。

演劇「ソノヒノケモノニハ、」の主人公は「正義」という「承認欲求」というエゴを持つ存在でした。しかし、魔女に獣にされたことで村人から「正義」と慕われるという「承認欲求」を満たせなくなります。
その結果、村から離れ孤独に生きる、エゴを失うこととなります。

本作において祈莉の存在は、「孤独」であるが故に「エゴ」を持たない存在であったのかなと考えています。
そのためキャラ設定として「幼少期より身体が弱かった為、
ちゃんと通学するのは今の学園が初めて。」という「孤独」になるための設定が用意されたのでしょう。そして、「孤独」であった祈莉が主人公と瑠奈・舞雪と出会うことで「孤独」でなくなります。

「孤独」でなくなることで、主人公らのために力(エゴといいう欲望)を求めるようになりました。「孤独」であった祈莉に居場所ができたことで、その居場所を失い「孤独」となることを恐れるという「エゴ」を表現していると捉えました。

 

演劇中でも祈莉の「孤独」と「エゴ」の関係性を表現したシーンがありました。

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↑「孤独」を認識したとき、人は「孤独」を避けるように行動するため「孤独」ではなくなるということかと思います。人は「孤独」を嫌う「エゴ」に囚われた存在であると伝えたいのでしょう。人は本質的に「孤独」になれないのです。

 

「孤独」であった祈利でしたが、主人公の「愛」と瑠奈と舞雪の「友達(友情)」を知ることで「孤独」ではなくなります。「孤独」を乗り越えた祈莉と主人公は、未完成であった「ソノヒノケモノニハ、」を完成させるべく、クライマックスシーン後に、2人の物語を加筆します。

 

主人公の母が描いた「ソノヒノケモノニハ、」の獣とヒロインはそれぞれ

獣は少女へを愛することと村へ帰ることを願う。
少女は獣を愛することと獣のためになることを願う。

という思いを抱いていたのだと私は思っています。
この両者の思いから、少女は命を捧げ、獣のために獣の願い「人に戻ること」を叶えます。獣という不幸から解放するためにです。
少女はこれで「じゅうぶん」である、幸せであると考えたのだと思います。
オリジナルの「ソノヒノケモノニハ、」ビターエンドで終えます。

 

しかし、主人公と祈莉は、獣と少女の真の思いが「共に生きること」であったと解釈します。獣という姿や形といったことは小さい欲望です。2人で生きることは不幸を幸福に変えていくことができる永遠の希望、「想い(愛)」という「エゴ」であると説きます。

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主人公と祈莉が歩む未来の物語と信念を受け取ったクロガネは浄化されます。
これがカタルシスってやつでしょう、たぶん(難しい用語使いたいだけ)

 

クロガネの最期のセリフは「これで、じゅうぶんだ」。
「ソノヒノケモノニハ、」において獣を人間化した少女の最期は「じゅうぶんな、はずだった」と断定はしていません。この点から物語を描いた主人公の母もどこかで「じゅうぶんではない」と感じていたのではないでしょうか。
もしかしたら、クロガネも心のどこかで主人公の母と同様にこの物語の結末に納得が抱いていなかったのかもしれません。
どちらにしても、主人公が選んだ物語はクロガネにとって「じゅうぶん」なものであり、未完成であった「ソノヒノケモノニハ、」は完成を遂げるのです。

この作品を通して伝えたかったことは、「愛(想い)」=「エゴ」であることと「愛」という「エゴ」の美しさと可能性(希望)だったのではないでしょうか。

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↑クロガネの最期のセリフの余韻ぱない。最高のセリフチョイスでした。

まとめ

おそらくプレイした人の中には、つまらないと感じた人が一定数いたのではないかと思います。主題である「エゴ」に関する設定に拘るあまり、美少女ゲームとしての面白さに欠けていたのが原因と考えます。演劇シーン等の作中で盛り上がるシーンの少なさ、クロガネの過去など要所要所での深堀の甘さと説明不足故に、読み手がどこか置いていかるような仕上がりになっていたかなと個人的には感じています。

一方で、主題である「エゴ」に関する設定はとてもよくできていたと思います。
ただ、私はあまり知識人ではないので、プレイ中は何を伝えたいのかよくわからなかったです。感想記事を書くにあたって思考を整理していく中で、この作品の面白さに気づいたという感じでした。なので、作品プレイ中より記事書いているときの方がこの作品を楽しめていました。

あくまで個人の意見なのですが、この作品に関してはネタバレ覚悟でプレイ済みの人の「エゴ」関係の考察・感想を読んでからプレイしてもいいかなと思いました。
作中であまり解説がないので、プレイ前に事前に理解してからの方が作品を楽しめるような気がしています。

まとめると、「エゴ」というメッセージ性という点では完成度は高いですが、美少女ゲームとしての面白さに欠ける作品でした。
微妙に人に勧めにくい感じの作品です()
「エゴ」といった哲学思考好きそうな人には合うかもしれないです。

 

以上、承認欲求というエゴに満ち溢れた紹介・感想記事でした~

*1:評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-、C~で評価しています。

【友だちから恋びとへ】紹介・感想

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目次

作品概要

開く 閉じる

★2022年新作ソフト

作品名
友だちから恋びとへ (公式サイト)
ブランド
ざらしそふと(公式サイト)
シナリオ
保桜
原画
ぼに~
SDイラスト
まろたろ
音楽

優日のすたるじっく

プロモーションムービー(OPの代わり)

www.youtube.com

体験版

azarashi-soft.nexton-net.jp

 

あらすじ

ポイント

①出会い

婚活パーティでたまたま同じ業界で働いているという共通点から「友達」としての関係がスタート。
その「友達」としての関係から段々と「恋人(恋愛)」にシフトしていくお話

 

②登場人物の職業

・主人公・・・ゲーム制作会社ディテクター

・雪川みぞれ・・・副業でゲームのシナリオライター

・天草ひさぎ・・・新人声優

エンタメ業界(ゲーム制作)のお仕事という共通点が登場人物にある

 

以下公式サイトあらすじより

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攻略ヒロイン

雪川みぞれ

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副業でゲームシナリオライターをしてるヒロイン。

仕事ができてスーツが似合う女性は美しい。

 

美人だけど恋愛経験無し。真面目な性格だけどポンコツな一面を持つヒロイン。
いわゆるギャップ萌え的な要素が強く、本編でその点を味わっていただきたいです。
特に主人公との関係が深まるにつれて、主人公に甘えてくる描写が良いので是非攻略しましょう。

 

CVは「ポサラ」こと歩サラ。
上手く言語化できないのですが、個人的に歩サラの声はどこかアダルトなエロさがあって、社会人ヒロイン特有のエロさというのを搔き立てていたように感じました。
要するにエロかった。

天草ひさぎ

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新人声優&バイト戦士ヒロイン。

 

いわゆる小悪魔系ヒロインであり、主人公に対してからかいや誘惑といったオタクが喜ぶ言動が多いことが特徴。
一方で、友達思いな面も強く、「友達」であるみぞれへの思いやりに満ちた言動が「なんていい子なんだ」と感じさせてしまう良さも持っています。小悪魔天使です。

 

CV白月かなめ。
この声が小悪魔天使の可愛さをより惹き立てています、超かわいい!
ちなみに私がこの作品を購入する一番の決め手は白月かなめCVという点に惹かれたから。プレイして本当によかったと思っているので、白月かなめが好きな人は是非購入検討してみてください。

 

評価

内容 評価
総合評価*1   B+
シナリオ ★★★☆☆
キャラクター ★★★★☆
グラフィック ★★★☆☆
BGM ★★★☆☆
主題歌(OP・挿入歌・ED) ★★★☆☆
Hシーン ★★★☆☆
システム ★★★☆☆

 

この作品の主なポイントは以下2点

①「友達」

②「社会人」

 

①「友達」

あらすじでも触れましたが、主人公とヒロインとの関係は「友達」という関係から始まります。
そのため、ゲーム序盤は「恋愛」という側面よりも、「友達」としての側面が強い展開となります。
休日にお出かけをしたり、食事をしたりと世間一般的な「友達」と遊ぶといったことを楽しめる作品になっています。

 

また、そういった「友達」としての関係から「恋人」という関係にどのように変化していくのかという点も楽しむことができます。

 

さらに、ヒロイン同士も「友達」であることから、ヒロイン同士の日常を描くシーンも比較的多めな作品になっています(ヒロイン視点があるということです)。
主人公のいないところでヒロインがどういった心情を抱いているのかといった描写がある点やいわゆるガールズトークを楽しめるのもポイントかなと思います。

 

②「社会人」

登場人物は全員社会人です。
そのため、学園ものの作品とは違った交友関係を描いた作品になります。

 

私も社会人になって数年になりますが、社会人になると「恋人」どころか「友達」といった出会いが少ないと実感しています(オタクで人望がないことには目を背けて)
そのため、社会人同士の休日ライフや交友関係の構築といった描写が、
社会人の人にとってはより親しみを持ちやすいのかなと思っています。

 

社会人の人には特にはオススメな作品です。

 

(その他)

公式サイトに記載があるのですが、この作品はエンタメ業界(ゲーム制作側)のあるあるを描いてる作品となっています。
主人公やヒロインとの会話の中でゲーム制作関係者(ディレクターや声優等々)の業務上での日常やあるあるな話が散りばめられています。

 

1点注意事項としては、あくまでこれは小話として散りばめられている程度です。
アニメの「NewGame」や「SHIROBAKO」のようにがっつり触れている訳ではないです。そのため、エンタメ業界の様子を細かく描写しているのを期待しているとこける可能性があるので注意です。
制作関係者の裏話を小話として聞けるファンブックを読むくらいのイメージを持っておくのが妥当かと思います。

 

ミドルプライス作品にしては、Hシーンは比較的多めであり、
グラフィックもSDイラストもあって充実していました。
シナリオに関しては短くはないけど、長くもないといったところです。

※作品を買うか迷っているあなたへ

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【注意】以下本編のネタバレが含まれます。未プレイの方はブラウザバック推奨

 

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攻略順

みぞれルートとひさぎルートの2つ。

特に攻略順に制限はないので、好きなルートから選んでOK。

 

感想

最初から最後までキャラクターの可愛さを前面に出した内容でした。

攻略キャラが2キャラですが、この2キャラがそれぞれ違った可愛さや良さを秘めているので、満足度はかなり高めでした。

 

一方で、エンタメ業界に踏み込んだ話が少なく、一般的なキャラとイチャラブする日常作品と大差はないと感じました。
やはり、この作品はエンタメ業界に触れたシナリオを期待している人にはお勧めできないです。
ただし、キャラクターとのイチャラブを楽しめるという点では、かなり良作ではあったと思います。

 

みぞれルート

シナリオとしては、主人公と共にゲームのシナリオ脚本を作っていくというお話。
ひさぎルートではあまり触れられていないエンタメ業界に触れるようなシナリオ展開でした。
ゲーム制作に苦悩しながらも、主人公と共に乗り越えていく描写が比較的丁寧に描かれている印象でした。

 

また、恋愛という要素においては、タイトルとおり「友達」⇒「恋人」への遷移が目立つ内容でした。

「友達」としての付き合いをしていく主人公への思いの変化に戸惑う描写、「友達」であるひさぎがサポートする描写が特によかったです。

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共通ルート以上にみぞれの意外な一面(意外という名の王道でもあるが)をみることができました。
部屋の片づけができないなどポンコツ的な面もキャラの魅力をアップさせていたかなと思います。

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↑完全にキャラ崩壊してるの笑いました。遊園地ではしゃいでいるときは完全に素の歩サラになってると感じてより笑ってしまいました笑

 

ひさぎルート

みぞれルートに比べると声優という仕事のお話よりも主人公との日常描写が多い展開でした。ヒロインとのイチャラブを沢山味わえる点で満足度が高い一方で、声優という職業特有の展開が少ないです。後者の方が比重を重めに期待している人には物足りないと思うかもしれません。私はキャラとのイチャラブの方をより期待していたので満足指数は高めです。

 

主人公とデートからの体調を崩して主人公の家で看病お泊り。
風邪で弱っている女の子はとても可愛い。私も女の子看病したい人生だったな・・・
そんなイチャラブな夢を実現してくれる素敵なルートでした。キャラクターの可愛さが全面にでていてGoodです。

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一方で、このルートではみぞれがあまり関与が少なく、みぞれとひさぎとの「友達」とう友情といった描写がもっと欲しかったなと思いました。
特にみぞれは「友達」が恋人になったらなにかと混乱して距離感がうまくつかめない(ギクシャク)とか何か起こりそうだなと思っているので、そういった描写は見てみたかったです。

 

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↑あjがljがばおうがjが;gかが(非常に良い)

まとめ

ヒロインが刺さるなら買い得。

エンタメ業界を知りたいなど、シナリオを重視している人には微妙な作品でした。

ミドルプライス作品としては比較的良作なキャラゲーなので、興味ある人は是非!

*1:評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-、C~で評価しています。

【神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。】紹介・感想

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目次

作品概要

開く 閉じる
作品名
神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。 (公式サイト)
ブランド
Hulotte (公式サイト)
シナリオ
深山ユーキ
原画
池上茜
音楽
Peak A Soul
OP

www.youtube.com

体験版

hulotte.jp

 

あらすじ

ポイントとしては2点

①主人公は1年以内に縁結びしないとヤバい(ヤバい)

→神頼みしすぎた故。神頼みはよくない(教訓)

②縁結びの神様(自称)が導いた主人公の運命の相手3人との恋物語

→縁カウントという恋愛距離感を数値化するという独自仕様有

 

縁結びの神様(自称)という独自の世界観・設定がありますが、

基本的には可愛い女の子とイチャラブする一般的な学園ものの作品になります。

 

以下公式サイトあらすじより

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首相の娘が運命の相手とかこの主人公人生勝ち組すぎるでしょ

 

評価

内容 評価
総合評価*1   A-
シナリオ ★★★☆☆
キャラクター ★★★★★
グラフィック ★★★☆☆
BGM ★★★☆☆
主題歌(OP・挿入歌・ED) ★★★☆☆
Hシーン ★★★☆☆
システム ★★★☆☆

 

「シンプル is ベスト」という言葉が相応しい良作だと私は思っています。


縁結びの神様といった独自設定がありますが、基本的にはヒロインとの学園生活や恋愛を楽しむことを第一とした作品となっています。
シナリオがその日常生活を邪魔しないシンプルな内容となっており、キャラクターも個性豊かでキャラ同士の掛け合いも面白かった点がよかったです。


ヒロインとの日常や恋愛を楽しみたい人にはお勧め。
一方で、シナリオの世界観といった読み手をわくわくさせるといったシナリオ重視の方には合わないかなと思います。特に本作では縁結びの神様といった独自設定がありますが、それを生かしたギミックよりヒロインとの日常を重視している作品となるのでその点は注意が必要になります。

 

システム面は非常に使いやすいシステムだったと思っています。必要最低限の機能がそろっており、操作性も悪くなかったと思います。
ゲーム起動時・ゲーム終了時にキャラ喋る機能が個人的には好きでした(ゲームの注意事項説明したりとかのやつ)。そういった小さいおまけ機能でちょっと楽しい気分になっちゃうのです。

Hシーンにて絶頂カウンターがあるのも便利助かるって感じです。
絶頂カウンターについて賛否あるかと思いますので、嫌いな方は事前に設定画面からオフにしておけばOKかと思います。
ただ立ち絵ミス(服装が明らかに違う)や誤字脱字といったミスが少々あったのが気になりました。

 

あと今時点の話ではないですが、過去にこの作品fanzaのセールで500円で販売されていたことがあります(私もそれで買いました)。
今後同様のセールがあるかはわかりません。ただ、またセールが来ていた時は間違いなく買い得作品なのは間違いありません。

興味があったら購入検討していただければと思います。

 

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【注意】以下本編のネタバレが含まれます。未プレイの方はブラウザバック推奨

 

 

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攻略順

特になし。
強いているなら麗ルートが最後がいいかもくらいですが、別に最初にやってもOK。
ただし、最初は運命の相手である3人(七海・鈴奈・由香里)で固定となるので注意。

 

感想

七海ルート

首相の娘。その立場故に、まわりに壁を作ってしまう女の子。
そんな女の子が普通の日常・普通の恋愛を楽しむお話。

 

真面目なヒロインだけど、実はめっちゃ乙女&むっつりな女の子という定番設定。
これがオタクに刺さるんですよね。素晴らしいキャラ設定、本当に可愛かったです。

 

また主人公とご飯を食べるといったルートの主題である「普通」というのを感じさせつつも、キャラの可愛さや良さを引き立ててるのも良きでした。
(水筒のコップが増殖している点がちょっと気になりましたが・・・)

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Hシーンについては、屋上での自慰シーンが非常に江戸江戸でした。
嫉妬からの妄想でやっちゃうの江戸かったです。

 

気になって点としては、縁カウントの設定があんまり生かされていなかった点。
どういった背景でスタート時点で8億という縁カウントとなっていたのか、どうやって縁カウントを縮められるのかというところが他ルートに比べると雑だったように感じました。

 

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↑かっこいい~

 

鈴奈ルート

現役アイドルの女の子。
そして癒しの天使枠。

 

作中で七海らにも指摘されていましたが、かなり依存度の高い子でもありました。
これがまた可愛いですよね。めっちゃ甘えてくるし、エ高密度な誘惑もあってたまらなかったです。学校内で壁ドンしてからの・・・はとても江戸江戸で極上のシーンでした。夕方という絶妙な時間設定もよきですね。
先輩キャラが甘えてくるの良さを知ることができました。

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シナリオとしては、最後に「恋愛」と「アイドル活動」に対して向き合うというのがよかったと思っています。特に依存度の高さという点を生かしてるのがGOODだと感じました。

 

由香里ルート

探偵設定の女の子。ただし事件は起きない。(コナンの逆パターン)

 

キャラの見た目的にミステリー的なシナリオや中二病要素を含んだ描写があると予想していました。

 

ただ、プレイしてみるとそういった要素は控えめで、結構普通の女の子的な面(乙女?)を持ち合わせている印象を受けました。
ギャップ萌えっていうやつですかね、そういった側面が強いルートだったと思っています。(個人的にミステリーが好きなので、ミステリー要素がちょっとあると尚嬉しかったなとは思ったり思わなかったり)

 

ルート最後の主人公の再告白シーンの展開は個人的に好きでした。
なんかいいですよね(語彙力)

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Hシーンについては、主人公ないなと思いました。
最初のHについて由香里が無理をして体調崩した日に、プレイするのは紳士ではないなと感じてしまいました。


なので、私はパートナーのことを気遣えるような男性を目指します!
尚、気遣うパートナーがいない・・・()
(神社巡りまくって縁の神呼び出すしかないのかもしれないです、、、)

 

麗ルート

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縁結びの神様兼妹(属性めちゃくちゃ)

 

縁結びの神様の背景などといった作品の世界観に関わるような部分にも触れているルートで、グランドルート的な要素もあるルートでした。

 

個人的には、序盤から「麗が主人公と共に生活する設定ありえなくない?」といったことを思っていましたが、このルートでの補足説明でなるほどとなりました。
といった感じで、キャラとのイチャラブ時間を邪魔しない程度で作中設定の細かい部分を触れており、程よいバランスだったかな思いました。

 

共通ルートの頃からの天真爛漫な明るい性格での振る舞いに、恋愛対象となったことへの恥じらいといった仕草が可愛いかったです。

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↑このシーンすこ

 

真央ルート

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(従)

CVくすはらゆい(従)。サブキャラとは思えない最強ステータスの女の子ルート。

 

作中では普通の子、普通の恋愛寄りの扱いとなっている。
が、(従)が「お兄ちゃん」と呼んでいる時点で普通じゃないと思いました。
CVくすはらゆいボイスで威力ましましまし。

主人公ずるすぎますね。。。(あと実質妹が2人もいるのもずるい。ずるい)

 

過去に主人公と結婚の約束をしていたという想いが成就するというオーソドックスなお話。お話がシンプルが故に、この子のサブキャラ離れしたキャラ魅力を堪能できるルートでした。サブルートとしては満足度高め、むしろメインに昇格してほしかったと思うくらいよかったです。

 

このルートに限った話ではないですが、どのルートでも目ぐるぐるorほわ~を繰り返しているイメージが根強かったです。可愛い。

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この立ち絵2つだけでもパラパラ漫画成立する可愛さ

 

花夜ルート

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七海のSPの子。

CV遥そら。
ですが、遥そらではあまりイメージのない声低めのキャラでした。


実は先輩キャラだったのが意外でした。
七海と同級生かと勝手に思っていました。。。

 

ルートとしては、SPである花夜が普通の恋をするといったお話。
他ルートに比べると比較的普通の恋愛という感じでした。
ボリューム的にもTHE・サブルートといった内容でした。

 

その他

<ルート全体を通して>

どのルートもキャラ同士のやりとりが多く、それらのやりとりが面白かったです。

他作品でルート入ると稀にそのキャラとのやり取りばかりで、他攻略キャラの存在が消えがちになることがあります。

個人的には、ルート内でもキャラ同士のやり取りはあって欲しいと思うタイプです。

特に学園ものなど友情関係が芽生えるような設定では、主人公との恋物語だけではなく、友情といった面でも青春を描いている方がプレイしてて楽しいしいいなと思うのです。(ただの私の我儘です)

 

どのルートにも共通している点は、「普通の恋愛」をするということだったと感じています。家柄といった外的要因から心情といった内面的な理由で、恋愛に踏み込めなかったヒロイン達。

 

<泰然について>

主人公の友人キャラの泰然がいいキャラしててよかったですね。
主人公へのベストアシストをしつつ、他人の恋愛や惚気に敏感な反応といった笑いもあってGOODでした!

あと見た目がソシャゲの男性アイドルユニットにいそうな顔立ちだなと終始思っていました。
なんか調べたら似たキャラ絶対いると思うんですよね(笑)

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<システムバグ?>

あと完全に余談ですが、
ゲーム進行中にセーブ画面を開いて適当なところにセーブした後、「オート」ボタンを押下するとセーブ画面を開いたままプレイできます(「セーブ」ボタン押下前は「オート」ボタン押下できなかったのでおそらくバグ)

これがエロゲ版メニュー表示バグ。(知らない人は「ポケモンBDSP メニュー表示バグ」で検索してみてください)

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↑この画面の状態でオートモードでプレイできています

 

 

まとめ

ヒロインとのイチャラブを楽しめて結構満足でした。
キャラが自分好みだったのもあるとは思いますが、キャラそれぞれに魅力があるので各ルートそれぞれ楽しむことができた点。また、キャラ同士の会話のやり取りが面白いので日常パートも楽しめたという点がこの作品が特によかった点だと思っています。
シンプルにキャラの良さを味わえたという感じです。

あと全キャラ攻略できたのもGOODポイントです。

 

王道の学園ものといった感じの作品なので、シンプルなキャラゲーをプレイしたい人にはお勧めの作品です。

 

 

P.S.

今年は最後までプレイした作品は感想記事を書こうと思っています。
ただ飽きっぽい性格なので、まずは量や質よりも継続することを目標に頑張りたいと思います。

*1:評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-、C~で評価しています。

2021年にプレイした作品

私が2021年にプレイした作品を簡単に紹介・感想をまとめました。
作品購入検討時に1ユーザのご意見として参考にしていただければと思います。

目次

 

各作品紹介と感想

※良かった作品順。

 【評価基準(ざっくり。シナリオの良さを重視しがちだけど基本感覚です)】
 S       ・・・神作品

 A+    ・・・非常に良い良作

 A  ~ A- ・・・良い作品

 B+~B-    ・・・普通

 C以下     ・・・自分の好みとマッチせず


※良かった作品(S・A+評価)には関連リスト追加しています(全作品は時間的に無理でした)

白昼夢の青写真【S】

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本作品のメインルートの主人公は記憶を失った青年。メインヒロインは自我を失った少女。この2人が共に同じ3つの夢をみます。

ある夢では、夢を諦めた中年教師と生徒である少女との恋物語

ある夢では、シェイクスピアと貴族の女性との身分を超えた恋物語

ある夢では、亡き母に憧れカメラマンを目指す少年と目標を持たない少女との恋物語

 

この3つの夢をそれぞれCASE1~3としてルートとして攻略します。
それぞれの恋物語の結末を迎えると、CASE0としてメインルートの主人公・少女の真実・未来が明らかになるという作品になります。
つまり、実質4つ美少女ゲームをそれぞれをルートとして1本の作品にまとめたといったかなり珍しい構成の作品になっています。

 

CASE1~3は単体としては普通の作品並みの完成度ですが、CASE0と結びつけることでCASE0~3を合わせた1作品として最高レベルの完成度に達します。

少々重めの話も含まれるため好き嫌いがあるかもしれませんが、作品の概要や構成に興味を持ったのであれば是非ともプレイして頂きたい作品です。

向日葵の教会の長い夏休み【S】

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いわゆる幼馴染ゲー。

主人公が育った故郷の教会の取り壊しの知らせをきっかけに、大学の夏休みに数年振りに故郷へ帰郷する。そこでかつての幼馴染のヒロインと教会に預けられた少女との日常を描いた作品です。

序盤は田舎の教会での主人公らのほのぼのとした日常を描かれています。

が、中盤の各ヒロインの√分岐から雰囲気が変わり、かなり読み応えのある展開になるのでかなりシナリオとしては面白いです。人間関係の描写、心理描写が丁寧だなと思っています。

特にとあるヒロインの√の完成度が高く、シナリオが面白くかつ感動できるのでとてもオススメです。私が今年プレイした全作品のなかで一番好きな√があるのがこの作品です。

作品としてはかなりボリュームがたっぷりなので、時間に余裕のある時に是非プレイをオススメしたい作品です。

アマツツミ(2回目)【S】

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めちゃくちゃいい作品だったので1年ぶりに2回目をプレイしたのがこの作品。

パープルソフトウェアの名作です。

 

主人公は言霊という神の力を持っています。神の力を有しているが故に人里から離れて住んでいた主人公が人里に降り、ヒロイン達人間と触れ合う中で成長していくお話です。

 

この作品は各√のシナリオの面白さと主題が良いのがポイントです。

各ルートごとでそれぞれのシナリオの展開が先が気になるような面白さを含みつつも、考えさせられる・感動させられるような内容になっているので満足度の高い作品になっています。キャラクターも可愛く、キャラ同士のかけあいも楽しい点もポイント。

 

人里から離れていたが故に、感情が弱く、人間界における理性を持たない主人公が人間の心と触れ合う中でどう成長していくのかという点を意識しながら作品を読んでいただけるとより作品を楽しめるかなと思います。

2021年に同ブランドの新作として「クナド国記」が発売されましたが、個人的にはこちらの作品の方が完成度が1ランク上です。また、「アマツツミ」を先にプレイしていた方が「クナド国記」をより深く楽しめるので、どちらもプレイ予定であれば、先に「アマツツミ」からプレイするのがオススメ。

冥契のルペルカリア【S】

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2021年のウグイスカグラの新作。

 

演劇部という部活動を通した演劇もの。

 

演劇ものということで演劇シーンがあるのですが、この演劇シーンがかなり迫力のあるシーンになっています。声優さんの演技力を500%注入した熱い描写になっており、息を吞む迫力があります。
私自身もこの迫力の凄さを今でも覚えています。2021年にプレイした作品の中で一番夢中になれたシーンが本作の演劇シーンでした。

 

ストーリーとしては学園青春ストーリーではありません。主人公・ヒロインが過去・現実に悩み苦しむ内面を描写した鬱ゲーに近い作品になります。
登場人物の内面を、特に苦悩に苦しむ心情を描いています。私がプレイした時には、登場人物が抱える苦悩をどう乗り越えていくのかという点が気になって夢中になってプレイしていました。

 

かなり鬱要素が強めなので、暗く重たい内容が苦手な人にはオススメできないです。。。(エロゲブランドトップクラスの鬱度数の高さです)

 

水葬銀貨のイストリア【A+】

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最高の鬱ゲー。

一言で例えると最高の甘みを有した毒林檎。

鬱という毒に耐性のない人には味わうことは難しいですが、耐性がある人にとってはこれ以上ない最高のシナリオを味わうことができる作品。

 

ただし、この作品の鬱要素はかなり鬱密度の高い作品です。ネタバレなしで鬱要素の強さを正確に伝えることはできませんが、一般的に鬱作品と呼ばれている作品の1.5倍~2倍くらいの強さはあると思っていいかもしれないです。
プレイする前に体験版は絶対プレイした方がいいかもしれません。体験版で無理なら製品版も絶対無理です。

 

シナリオの完成度は神作品といってもよいレベルです。
苦悩に苦しむ登場人物の心情描写や先の展開が読めないシナリオの面白さが相まって非常に読み応えのある作品になっています。

 

しかし、この作品システム面(誤字脱字の多さ・システムバグ)があまりにも許容できるレベルを超えた多さのため、神作品だけど神作品にできない神作品と私は評価しています。逆にシステム面が最低限のスペックがあれば文句なしのS評価の神作品です。

9-nine-【A+】

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説明不要人気シリーズの完結編。

 

新章については可もなく不可もなくといったところ。

今までの話を綺麗にまとめている一方で、物足りなさもあった印象。
一方でそらいろ~ゆきいろまでの右肩上がりの盛り上がりをみせた完成度の高さを崩されなかったのでよかったかと思っています。

 

都が可愛かった。都大好きオタクなので都が可愛かったので全て良しなのです。

 

新章以外も今までの作品もあらためて最初から最後まで楽しむことができました。

全箇所はやっていませんが、18禁版と2画面同時にプレイしながら差分確認したりなどプレイ済みだからこそできる楽しみ方もあるんだなと感じました。

 

いつか各ヒロインのアフターストーリー(18禁要素有)で発売してくれたらいいなと思ったり。特典に都グッズいっぱいつけてくださいお願いしますぱれっとさん。

トリノライン【A+】

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人間と人工知能との共存を描いた作品。

 

この作品がグラフィック面の完成度が非常に高い。

なぜならCGが綺麗に加えてアニメーション付きだから。ヒロインや背景が動くし、ヒロインがしゃべる時は口や繭が自然に動きます。なので、ストーリの重要場面やサービスシーンでヒロインの表情変化がはっきりと描かれているので、感情移入できるというのがこのブランドの作品の強みです。

特にサービスシーンでのヒロインの表情(頬を赤らめたり等)が楽しめる点で満足度大でした。めちゃくちゃエッチで素敵です。
また、シナリオ重視の作品にしてはHシーンも多いのもポイント。個人的に本作品のキャラみんな好きだったのでとてもとても満足できました。

 

グラフィック以外もシナリオも人口知能というテーマを扱う上で触れるべきテーマにしっかり触れており、作品として考えさせられる内容であった点でも読み物としての満足度も高かったです。

 

アインシュタインより愛を込めて(ApolloCrisis)【A+】

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彗星病に苦しむ主人公がヒロインである有村ロミの助言の基に、科学特捜部を設立し活動していくお話。

アインシュタインより愛を込めて」が本編であり、その続編(グランドルート)として続編「Apollo Crisis」が存在しているという作品構成となります。

 

本編については、唯々菜ルートのルートの主題が好きでした。
グランドルートについてはスケールの大きさに驚きと期待が高まる内容でした。

本編単体としてはスケールの割にシナリオのボリューム不足や説明不足感もいなめない内容になります。


しかし、2021年に販売・公開された続編「Apollo Crisis」では、本編で不足していたシナリオ量・伏線回収がされており、内容としても読み応えのある内容でした。

特に続編での結末が綺麗にまとまっている点が非常によかったです。
ライターの新島夕が表現する主題が物語全体として反映されており、まとまった形で完結しており、作品としての完成度が高いものに仕上がっていたと感じています。

 

プレイする際には是非とも続編までプレイすること推奨です。

 

クナド国記【A+】

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PurpleSoftwareの新作。
名作「アマツツミ」「アオイトリ」のライターさんが担当の作品。

 

カントというムラ社会における価値観やキャラの心情を丁寧に描いた良作。

過去作に比べると戦闘シーンといった躍動感あるシーンもあり、今までと違った楽しみ方ができる点もポイントです。

キャラも個性的であり、CGやSDイラスト、BGM等でも楽しめる内容でした。

 

個人的にはシナリオの完成度は「アマツツミ」を超えてはいないかなとは思っています。作品全体としては満足できる内容でした。

 

Hシーンについては、CGがかなり好みが分かれるかと思いますので、公式サイトのグラフィック等で確認必須かと思います。

ATRI【A】

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枕とフロントウイングの強強ブランドコンビによる全年齢版ノベルゲー。

 

主人公が海に沈んだ感情を持つロボットATRIと出会い、主人公が失ったものを取り戻そうとするお話。

 

ATRIのキャラがよく、日常パートを楽しく読みつつもシナリオも楽しめる作品。
美少女ゲーム人工知能ランキングがあれば、おそらく1位になるでしょう。

2000円程度の価格でDL販売されており、この価格にしては完成度がかなり高く買い得作品。

 

個人的な印象だけどフロントウイングのグリザイアシリーズが好きな人はこの作品割とハマるかなと思っています(たぶんね)。

 

PRIMAL×HEARTS2【A】

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前作PRIMAL×HEARTSの続編。ただし主人公・攻略ヒロインが総入れ替えになるので、実質別作品でもある作品です。

PRIMAL×HEARTSの世界観の良さを生かしつつ、内容のマンネリ化を上手く回避した内容で非常に面白かったです。

 

ちなみに私は1ではうづき推しの月華会派、2ではたては推しの天道会派。
会に所属する女の子の好みで信条を覆す意志の低いオタクです。。。

 

PRIMAL×HEARTSシリーズは初心者にプレイしやすい作品です。1と2のWパックも発売されているので興味がある人は是非!

ソレヨリノ前奏曲【A-】

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人の心が読める主人公と心の壁で心を閉ざした少女の物語。

人の心を主題とし、各ルートそれぞれの攻略ヒロインの違った心情(心)に対する向き合い方を描いた作品になっています。そのシナリオが面白くあり、考えさせられるなっという感じでした。

 

少々話が重い内容ですが、明るい性格のキャラを筆頭とした日常パートの明るさがあるので終始重い空気の作品という訳ではありません。
また、ブランドminoriの作品全てに共通しますが、業界最高レベルのグラフィック、シーンに適したBGM等、作品としての完成度の高さがminoriの作品の強みになります。

 

アサガオは夜を識らない【A-】

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↑の画像だけみるとグロテスクな作品のように見えるかもしれませんが、

主人公達が殺し合いをするみたいなラインを超えた過激な内容は含まれていないのでご安心ください。

 

精神に問題を抱える少年少女を治療する隔離島でのお話。

ミドルプライスの作品にしてはシナリオ・CG・サービスシーン等の完成度・ボリュームはよかったかなと思います。

一方でシナリオ、特に終盤の展開のインパクトが薄く、作品を通してライターさんが伝えたい思いというのもあまり感じられませんでした。そのため、作品プレイ後の余韻に浸りきれなかったのが少々残念でした。
今後の作品に期待。

 

オトメ*ドメイン【A-】

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男の娘ゲー。

 

身寄りのない主人公が女子校に通うべく、女装学園ライフ&女の子との寮生活を描いた作品。

キャラ同士の会話のテンポがよく、結構楽しめました。

ただ男の娘の湊君のキャラが強すぎて、正直攻略ヒロインのインパクトが弱く感じてしまった感もありました(ヒロインに魅力は十分あったと思いますが、それ以上に主人公湊君が強すぎました)

実質全ルート湊君√でした。ご馳走様でした。

 

罪ノ光ランデヴー【A-】

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minoriの作品。

過去の罪と向き合う主人公・ヒロインらと村社会という閉鎖的な独特の価値観を結び付けたお話。

 

グラフィックの完成度が高い。キャラの口や繭といった表情の変化が、日常パート・シリアスシーンにてキャラの感情を堪能できるのが素晴らしい。
BGMもいい曲です(トリノラインのBGMと似ています)。

 

シナリオに関しては普通くらいの評価。
キャラの心情の変化の描写が良かったです。
ただ、全体的に深堀が甘い印象を受けました。

 

くすはらゆいの年上キャラの演技が、今までプレイしてきたくすはらゆいとは違った演技で新鮮さもありオススメです。

紙の上の魔法使い【B+】

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ウグイスカグラの処女作。

魔法の本が生み出す物語に縛られるお話っていう感じのお話。

ウグイスカグラ特有の鬱要素強めな作品です。
人間の内面にがっつり触れる作品のため、プレイ前に体験版等の確認はした方がいいです。イストリア寄りはマイルド、ルペルカリアと同等くらい?、パラレログラムよりは鬱って感じ。

 

シナリオは個人的にはあまりハマりませんでした。
世界設定とシナリオの主題がイマイチ噛み合っていないと感じたのと
終盤の結末があまり納得いく内容ではありませんでした。


ただ、他の方のレビューを拝見したところ、世界観や価値観を共感できる方には満足度が高く、作品の評価が高かった印象でした。

好き嫌いはっきり分かれる作品のため、ネタバレにならない範囲で作品の雰囲気等を事前に確認しておいた方がよいかもしれません。

 

Making*Lovers【B+】

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職を失った主人公が日常の中でのちょっとした出来事をきっかけにヒロインとお付き合いするイチャイチャ恋愛ゲー。

この作品は共通ルートが短く(実質無いに等しい)、各ヒロイン√で直行できます。
公式サイトを見る限りそういったコンセプトの作品となっているそうです。

そのため、恋愛への過程よりヒロインとイチャイチャするシーンを早く・沢山見たい人にはとてもオススメです。特に各√途中で2回程デートスポットを選択できる箇所があり、ヒロインとの色んなデートシーンをすることができる点で高い満足度を得られるかなと思います。
一方で、恋愛における過程を重視する人には合わない可能性があります。

 

各ヒロイン√間での結びつきは一切ないため順不同。
自分の推しヒロインから攻略していけばよいかなと思います。

きまぐテンプテーション【B+】

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シルプラの作品。

タイトル絵の子がとてもHで抜きゲーに見えるかもしれませんが、

シナリオゲーです。
(ちなみに全年齢版もあります。こんなHな子18歳未満に見せていいのか・・・w)

 

シナリオはテンポがよく、謎が次第に解明されていくので比較的面白めな作品です。


レビューや周りの評価は全体的に高めで、価格・プレイ時間も控えめなので比較的プレイしやすい良作かと思います。
個人的にはその謎解明が少々単純であまり驚き要素が少なく感じたので、控えめな評価になっています。

ニュートンと林檎の樹【B+】

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タイムリープもの。
時代は歴史上の人物アイザック・ニュートンの時代。


ちなみに本作品のニュートンは画像の少女。ニュートン♀です。
歴史上の人物・当時の世界観を本作品のオリジナル設定にアレンジしたお話になります。

 

本作品は、このタイムリープニュートンの時代という世界観やシナリオの面白さによって序盤から読み手を惹きつける内容になっています。このブランドの作品は比較的序盤に読み手を惹き込むことが非常に上手いなと思っています。

ふゆからくるる【B】

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シルプラの新作&SF四季シリーズ最終作

キャラクターが絵が可愛く、声優さんの演技力の高さ相まって個性豊かなキャラクターを楽しめる点では満足。個人的には左端の黒髪の女の子と右側の竹刀を持ったピンク髪の子が好きでした。

とりねこのHシーンは内心苦手と思いつつも、見入ってしまいました。とてもHHでした。

 

一方シナリオは微妙。
序盤はHシーンが多く話のテンポが非常に悪い。
また、特殊な世界設定について、丁寧な解説が少なかったの点で新規ユーザーに不親切な構造であったなと思いました。
終盤も正直内容が理解できず、消化不良に終わりました。作品を通して何を伝えたかったのかがわかりませんでした。

 

Hシーンについては、百合と非百合を融合させたものとなっており、倫理観的にNGな人もいそうなので事前に体験版等でチェックした方がよいかと思います。

 

しゅがてん【B】

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可愛いキャラとお店を経営しよう!ってお話です。

とにかくキャラの可愛さを全力で味わうことに特化した内容です。
くすはらゆい最強!!ってなりました。

↓サブキャラの小町(CV:鈴谷まや)攻略したかった泣

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はるるみなもに【B】

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神様な女の子とイチャイチャするお話。

序盤は正直よくわからなかったですが、中盤からはキャラ同士の会話の面白さとあいまって楽しめました。

ヒロインも可愛いですが、作中に登場するマスコットキャラ達も可愛かったのが印象的でした。

彼女のセイイキ【b】

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幼馴染遥そらを味わう作品。
遥そらいっぱい堪能できて満足です!

はるかどらいぶ【B-】

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異世界もの。病院で入院したいた少女を介護していた主人公が異世界で少女に似た少女と出会うといったお話。

私が好きな花澤さくら澤田なつボイスを永遠に聞くことができて幸せでした。

11月のアルカディア【B-】

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異能もの。

特殊能力を有した主人公・ヒロインらがある目的のために共に行動するといったお話。

美少女ゲームにしては珍しく主人公フルボイス。

キャラとのイチャラブを楽しむ作品というよりは、シナリオを楽しむ作品かなと思っています。

 

序盤は面白かったですが、終盤の展開がごちゃごちゃしており、結末もあまり納得いくものではなかったので個人的には微妙でした。

サクラノ刻-体験版-

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約束された神作品の体験版。

 

サクラノ詩の続編。

内容は新キャラ鳥谷静流の過去のお話。
新キャラということで前作と違ったお話が展開されますが、要所要所で前作の内容がでてくるので、サクラノ詩をプレイしてからプレイする方がよいかなと思います。

 

内容はかなり完成度が高く、本編への期待を高めてくれる内容でした。

 

個別ルートベスト3

上記作品の個別ルート・グランドルート単体でよかった作品ベスト3

ネタバレになるので感想は控えめです(ネタバレなしで書ける程文才はないので、、、)

詠ルート 向日葵の教会の長い夏休み

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幼馴染の少女とのルート。

プレイしてください。まじで泣けます。
迷うことなく個別ルートNo1

遥ルート ソレヨリノ前奏曲

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シナリオとしても面白さ、キャラの良さ&可愛さがよかったのもありますが、一番のポイントは私がこのヒロインの心情に強く共感したのでベスト3入りとしています。

ほたるルート アマツツミ

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主人公を導いた少女のルート。

御影さんが描いた最高傑作ルート。今年2回目をプレイとなりますが、間違いなくこれは言えます。何度プレイしても感動します。

 

OP

「Into Gray 」 白昼夢の青写真OP

同作OP「恋するキリギリス」と迷いましたが、個人的にはこちらのOPの方が好きです。

www.youtube.com

挿入歌・ED

コトダマ紡ぐ未来

「アマツツミ」未プレイの人は絶対聞かないでください。
是非とも作品の中で聞きましょう。絶対作品の中で聞く方がいいです。

www.youtube.com

 

全体感想

■新作作品について

新作作品としては今年は一歩足りない作品が多かった印象でした。
つまらないといった感想を抱くことは少なかったですが、ちょっと物足りない・もっと面白くなったのではないかと思うことが多かったです。
特にルペルカリアとクナド国記はオチをもっと完成度を高めていれば化けていたと思っているのでもったいなく感じました。(めっちゃ上から目線であれなんですが、、、)

 

■過去作品について

過去作品としては、いい作品を沢山プレイできて満足でした。
特に印象に残った作品は「冥契のルペルカリア」「水葬銀貨のイストリア」「白昼夢の青写真」「向日葵の教会の長い夏休み」の4作品でした。
「冥契のルペルカリア」は、演劇シーンの声優さんの迫真の演技が強く心に残っており、もう一度プレイして味わいたいと感じています。シナリオに関しては、キャラの内情に深掘りが素晴らしく、シナリオ展開も非常に面白い良作鬱ゲーでした。
この点は「水葬銀貨のイストリア」はさらに上を行く完成度でした。私はこの作品の影響を強く受けてしまい、今年は鬱寄りのシナリオ重視作品を多く手にとるようになってしまいました。毒されましたねw

来年はヒロインの可愛さを味わえる、キャラゲーや日常パートに力をいれたまったりとした作品もプレイしたいですね。

 

「白昼夢の青写真」は2020年にプレイしなかったことを後悔する完成度の高さでした。その構成の独特性や作品の主題など、作品を通して魅力的で美しい作品でした。
同月発売の「さくらの雲*スカーレットの恋」と合わせて2020年の9月は神有月でしたね。

 

「向日葵の教会の長い夏休み」はもっと評価されていい、神作品であったと思います。詠ルートの完成度は現状神作品と評価されている作品に匹敵する完成度だったので、皆さんも興味あれば是非プレイして欲しいなと思っています。

 

■最後に

来年はきゃべつソフトの新作に期待しています。あとサクラノ刻はいつ発売するのでしょう。来年発売してくれると嬉しいなと思いながら期待大で待ちたいと思います。

 

来年はもう少し活動を増やせればと思っています。
Twitter浮上率増やしたり、ブログ記事を投稿したり等々、続けられるように頑張ります.........!
今後も仲良くしていただけると嬉しいです。来年もよろしくお願いします!!

 

今日突発で書き始めたので内容が雑ですが簡単に2021年プレイした作品の感想でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
来年はもっと丁寧かつ面白くかつ作品の良さを紹介できる記事をかけるように頑張ります><

 

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■おまけ

ちょっと興味がある作品。

・ユキイロサイン

・初恋*シンドローム

・さくら、もゆ

・月の彼方で逢いましょう

・創作彼女の恋愛公式

 

サムネ

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